◆恐怖Gさんが目撃した通り抜ける女.....

夜釣りでは、普段とは一味違う釣果が期待できます。しかし、夜の海には釣り人以外にもいろんな方が居るようです....

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◆恐怖Gさんが目撃した通り抜ける女.....

数年前、釣り好きのGさんが、その当時アナゴが良く釣れた秘密のポイントで体験した恐怖のお話です。

梅雨のころからシーズンを迎えるアナゴの夜釣りは、ビギナーでもポイントさえ良ければ楽しめる釣りの一つです。

しかし、本当に脂がのって美味しくなるのはやはり秋以降です......

夜の海では、昼間の海とは一味違う風景が見られます。Gさんのポイントは工業地帯から突き出した防波堤の真ん中辺から沖に向かって50m位、岸から離れたところです。

使う竿は遠投用の投げ竿を3本、リールに3号糸を200メートルぐらい巻き、オモリはジェットてんびんの20号、仕掛けは砂ずり付きの3本針、針はリュウセンを使用しています。

餌は、遠投しても切れにくい青イソメを使用します。釣りの方法はいたって簡単....

50mほど沖合のポイントに仕掛けを投入し、糸のふけを取って、サオたてに立てかけて、さお先に付いた鈴が鳴るのをじっと待つだけです。

ここのポイントでは、11月頃からが時期としてはとても良く、50センチクラスの脂の乗った太いアナゴが掛かります....

ポイントに入るのは、いつも会社が休みの土曜と日曜です。一番良いポイントを確保するために4時ぐらいから釣りを始めます。日の入り前でも曇っていれば夜にならなくても充分 釣果が期待できます。

その日もGさんは、午後4時ちょっと前にポイントに着き、竿の用意をしていたそうです。

防波堤に通じる道は一本だけ....突き当たりは駐車場になっているので、いつもその駐車場に車を止めています.....

駐車場の先は、護岸になっていて、その先は海です。道沿いには工場が並び工場の敷地は高さが2mぐらいのフェンスで仕切られています。

土日のこの時間は、工場が休みなので辺りに人はいません.....工場には警備員が常駐しているようですが、こちら側からは見えません........ごくたまに、Gさんのような釣り人が居るだけです。

誰もいない海は風が無く海が凪いでいると、とても静かです。たまに遠くで「ボーボー....」と、汽笛の音が聞こえます....

そんな中、リールからガイドに糸を通し、その先に仕掛けを付けて、1本1本竿を延ばす作業をしていると....

「シャリシャリシャリ.....ジーッ.......シャリシャリシャリ.....ジーッ.......」

と、何処からか自転車をこぐ音が聞こえたそうです......

Gさんは、ふと音の方向を見ました....

25インチぐらいの自転車に乗った女の人が、駐車場の方から走ってきます......

ふらふらと走っていますが、結構スピードは出ているようです.....

そして道路際の工場のフェンスに向かってスピードを落とさずに、走って行きました.....

フェンスの直前まで近づいたときにGさんは思わず

「危ないっ!!」

と、叫んでしまいました。

................

??????????

フェンスに切れ目が有ったのでしょうか....??

自転車に乗った女性は、フェンスを通り越して工場の敷地の中に入りしばらく走って工場の暗がりの中に消えました。

その時Gさんは、

「フェンスにぶつからなくて良かった......あのスピードだと大けがをしているところだ........」

と、思いました。

その後、Gさんはそのことをすっかり忘れ釣りをつづけたそうです。そしてその日の釣果は、大きめのアナゴが6匹に、ハゼが2匹だったそうです。

納竿して、道具を仕舞い車に戻ったGさんは、のどが渇いたので工場のフェンス脇にある自動販売機で炭酸飲料を買って喉を潤しました。

空き缶入れに管を捨てながら、何気なくフェンスを見て、さっきの女の人のことを思い出しました.....

「何処から中に入ったんだろう....」

急に気になって、先ほど女の人が自転車で通過した辺りのフェンスを注意深く見てまわりました。

「?????おかしいな.....???」

いくら探してもフェンス沿いに中に入れるような隙間は有りませんでした.....

釈然としない思いで、車に戻ったGさんは、

「まっ、いいか......」

と、思い車を走らせ家路に向かいました。

時間は既に12時を回っていました。しかし、翌日は日曜なのであまり気になりませんでした。




翌日も天気が良かったので、昨日と同じ時間にGさんは、ポイントに向かいました。

そして、釣りの支度を始めると昨日と同じように突き当たりの駐車場から自転車の音が.......

「もしかすると昨日の女性かな....??」

音のする方を見ると、そこに見えたのは思った通り昨日の女性でした.....

よく目を凝らしてみると、セーラー服のような上着にちょっとダブッとしたズボンをはいています。ズボンの裾は膝の下あたりでしまっておりモンペのように見えました。胸には名札のようなものが.....

顔は、面長でチョットGさんの好みでした。

「ン....??」

一瞬顔が光ったように見えました......

「エッ....??」

Gさんは目を疑いました.....

光ったのは女性ではなく女性の向こうにある駐車場の街灯でした.......

なんで、向こう側のライトが見えたのでしょう.....

解らないままGさんは、女性を眼で追いました。すると昨日と同じ位置から工場の中にスピードを落とさずに入って行きました。

そして、昨日と同じ工場の暗がりに消えてゆきます。

ところが、その日は前日とは違い、丁度工場の向こう側辺りから大きな車のブレーキ音と何かに激突したバーンという音が聞こえました。

なにか胸騒ぎがしたGさんは、早々と釣りを切り上げクルマに乗って先ほど、大きな音がしたあたりに行ってみました。竿などをしまうのに15分ほどかかりました。

Gさんが先ほど音がしたあたりに到着したときは、既にパトカーと救急車が到着していて現場では、救急隊員や警察官の他に工場の警備員などが集まっていました。

やはり、あの時、事故が起きていたようです.....道路には横転したクルマがあり車の下には黒い液体のようなものが流れていました......

横転したクルマの横を見ると、ガードレールの脇には既に、花が飾られていそうです.......??

Gさんは、気になって工場の警備員さんに何があったか聞いてみました。

すると、警備員さんは

「また、工場から飛び出してきた自転車を避けようとして横転した様ですね.....」 と、答えました。

..............

「また...........??」

...........

「ええ.........そうなんです。ここで何度も同じような事故があるのだけれど.......こんな時間に人が来るようなところでは無んですけどね.....」

...........

それ以来、Gさんはそのポイントには行かなくなったそうです.......

そして、その女性が誰だったのが、どうやってフェンスを越えたのか、未だに解らないそうです.......

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夜釣りでは、こういうことはタマにあるんです。防波堤の先で釣りをしている釣り人に、釣果を見せてもらおうと近づいてみたら、そこには誰もいなかった........なんてことも起こるようです.......

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