◆空室では無かったようです....Hさんの恐怖体験.....

引っ越した先に、既に自分以外の誰かが住んでいる.....そんなことが有るそうです...

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◆Hさんが学生だった頃の怖い話です.....

北海道出身のHさんの友達が、安いアパートに引っ越した時の話です....

引っ越したアパートは、中央線のとある駅から、徒歩5分ほどのところにあります。当時は意外と新しかったのですが、現在そのアパートがまだあるかどうかは解らないそうです.....

友達の名前は譲二くんと言って、学生時代Hさんととても仲が良かったそうです.....(Hさんが匿名のため譲二くんだけでは、特定することが出来ないので、あえて本名で書いています...)

そのアパートは、相場からいくと、とても安くて綺麗だったので、彼は不動産屋さんに案内された時に気に入っていまい直ぐに賃貸契約を交わしてしまったそうです....その部屋は彼が住んでいたところよりも広くて設備も格段に良かったそうです。

譲二くんが部屋を見に行ったとき、回りの部屋は、以前から住んでいる方や新しく越してきた方ですべて埋まっていたそうです。

彼が入居した部屋は、3か月前にやはり譲二くんやHさんと同じ大学に通う学生が入居していたそうです。

しかし、本人の都合で短期間で出て行ってしまったそうで、内装は前のときのままにしてもらいました。そのせいで賃料が安かったんだと譲二くんは思っていたそうです。

Hさんは、譲二くんが引っ越して2日目に、彼と学校で顔を合わせました。

「もし今日、暇だったら.....家に来てもらいたいんだけど.....」

そう、譲二くんに言われたHさんは、きっと片付けが終わったので新居に案内したいんだと思って.....

「解った....夕方には行けると思う....」

と、いって譲二くんから引っ越し先の住所と連絡先を聞きました。

最近は携帯電話が普及していますが当時は、電話を設置するはとても苦学生には出来ませんでした。だから、学生の住むアパートでは、大家さんの電話を借りて取り次いでもらうことが出来ました。 教えてもらった電話番号は当然のことながら大家さんの電話番号です。

Hさんは一々大家さんに取り次いでもらうのは、面倒なので出来れば連絡しないで行ければ良いと思いました。

彼のアパートがあるのは、駅を降りて線路沿いに新宿方面に向かってすぐの所でした....

Hさんは、幸い土地勘があったために迷うことなくたどり着けたので、電話をかける事は有りませんでした。

Hさんは、せっかく新居に呼ばれたので、お祝いもかねて一杯やろうと思い、気を利かせて途中で缶ビールと乾物などを購入し、持って行きました。

譲二くんの部屋に着くと、早速、部屋の中を見せてもらいました....

「安いって言っていたけど、本当は相当高いんじゃないの...??」

最近はユニットバス付のワンルームなどが主流ですが、当時 地方から出てきた学生が住んでいたのは4畳半や6畳の一間があたりまえで、中には3畳以下の部屋に住んでいた人もいたそうです。

ところが、譲二くんの部屋は6畳二間に流しやガス台が付いていました。しかもトイレ付のユニットバスも.....

「賃料は以前住んでいたところと同じなんだ.....」

と、答えた譲二くんの顔は、けして嬉しそうではなく、何処となく暗く沈んで見えたそうです.....

「またーっ....そんな訳ないっしょ...」

と、答えながら譲二くんの顔色から、Hさんは、

「引越と片付けで相当疲れているな.....」

と、思ったそうです。

Hさんが譲二くんの部屋に着いてしばらくしたら外は真っ暗になりました.....時折、窓の外から電車の音が聞こえます。しかし、上等なアルミサッシを使用しているせいか電車の音はテレビを付けると気にならない程度だったそうです.....

「せっかくビールを持ってきたのだから一杯やろうよ...」

と、Hさんが切り出すと、譲二くんは快くそれを受けて、用意を始めたそうです....

飲み始めてしばらくすると 譲二くんは、しきりに時間を気にしてるようで、何度も時計を見ています....

Hさんは譲二くんがこの後なにか用事があるのだと思って、

「俺、そろそろ帰った方がいいかな.....」

と、聞いたら.....

「頼むから、泊って行ってくれないか...」

と、半ば怯えるような顔で譲二くんが答えました....

そして、呟くような小声で引っ越した日の夜と昨夜に、起こった事を話し始めました..........

................

譲二くんは、部屋の東側にある押し入れを指さしながら....

「実は、あの辺に誰かが、居るようなんだ.....」

丁度ちゃぶ台を挟んで座っているHさんの後ろの押し入れです....

Hさんは振り返りながら立ち上がり、思わず譲二くんの横に座りました。

二人の視線は、押し入れに注がれています.....

譲二くんは話を続けました.....

それは、昨日も一昨日も夜の11時を回った頃から始まったそうです。

押し入れの中から、何かをつぶやく人の声と壁をひっかくような音が聞こえて来るそうです.....

そして、明け方に向かい部屋の中を歩き回る音も聞こえたそうです....

その話を聞いたとき、時計は既に10時半を回っていました...

「それ、ほんとかよ....俺をからかってるんでしょっ.....」

............

と、言うHさんに

「ホントなんだ.....」

と、譲二くんはうつむいたまま答えました......

Hさんは、この時 まだ半信半疑だったそうです。

やがて、時計は11時を回りました......

しかし、何も起こりません......お酒で気が大きくなっていることも手伝って...

「やっぱりな.....」

と、Hさんが言うと

信じられていないんだ.....と、気づいた譲二くんは

「ホントなんだ....」

と、青ざめた顔で半ば訴えるように言いました....

..........

しばらく沈黙が続き、その静けさを振り払うように

「おまえ、酒飲んでるからって....冗談きつすぎ!本気にするっしょ...本気に......」

と、言いながらHさんは、おもむろに立ち上がり...

「本当は、押し入れに見られたくないものが有るからそんなこと言ってるんじゃないの.....??」

と、譲二くんの方を振り返りながら押し入れに近づき.....

押し入れの戸を開きました........

「......???」

「やっぱり、誰もいないし!!....蒲団が有るだけじゃん........」

と言いつつ、蒲団の中に手を突っ込みました.......

その瞬間......

Hさんは、叫びました.....

「うわーっ!!.......」

この時、Hさんは誰かに手を掴まれ、思いっきり押し入れの中に向かって引っ張られたそうです。

それを見ていた譲二くんが、Hさんの身体に、しがみ付いて今にも布団の中に引きずり込まれそうなHさんを助けたそうです......

その後2人は、しばらくの間気絶していたそうです......

2人が意識を取り戻したのは、日が昇り辺りが明るくなってからだったそうです....

そして、翌日 2人は暗くなる前に押し入れの中の物を出して、中を確認してみたそうです....

押し入れの中でHさんは、天井部分に、お札が貼ってるのを見付けました....懐中電灯を譲二くんに出してもらいHさんが、天井を持ちあげて天井裏を覗いてみたら......そこには、おびただしい数のお札が貼られていたようです.....

翌日から、譲二くんはHさんのアパートに泊まり、急いで引っ越し先を探して部屋を移ったそうです.....

人は、死んでからも自分が最後に暮らしていた部屋に住み続けるのでしょうか.......それとも、あの世とこの世を繋ぐ空間がその部屋に存在していたのでしょうか......

Hさんは未だにその時のことが、忘れられないそうです......

譲二くん以外にも、そのような「いわく付の物件」に、引越た方の話はよく聞きます.......

相場より妙に安い物件や長い間 空き部屋になっていた物件などには、注意してください......

本当かどうかは解りませんが....最近では、アルバイトを雇って「問題物件」に住まわせて、あたかも問題の無いように装うことが有ると言います.....

出来れば、そんな部屋には住みたくないですね......

ところで、あなたが今 住んでいる部屋は、大丈夫ですか.....

あなたの後ろの押し入れから.....誰かが覗いていませんか.....??

もう、11時を過ぎましたよ.........

...........


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