◆Kさんが旅館で....恐怖体験...部屋の中のオーブ...

旅館の謎 オーブの舞う部屋...

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◆Kさんたちの荷物に....

新潟に田植えを体験しに行ったKさんの体験です。 Kさんの知り合いの実家が新潟の農家で、水田でコメを作っています。

もともと知り合いの家から毎年お米を分けていただいていたこともあって、一度 田植えを経験したかったKさんは、5月の上旬に知り合いの田舎で田植えを手伝わせてもらうことになりました。

知り合いの勧めもあって、Kさん一人では今一つ盛り上がりに欠けるので、普段よくお酒を飲みに行く仲間を誘って、一緒に参加してもらうことにしたそうです。

ワゴン車に乗って関越自動車道を利用して新潟に向かったそうです......

同乗した仲間は全部で4人。Kさんを合わせると5人になります。

おおよそ250kmの道のりです。同乗者全員が免許を持っているので、運転は交代交代....家族旅行と違いのんびりとした楽なドライブでした。

田植えの体験は、翌日なので寄り道をしながら夕方までに、知り合いの実家の近くの旅館に着く予定でした。

目的地に近付くにつれ雲行きがだんだん怪しくなり、遠くの方で.....

「ゴロゴロッ......ゴロゴロッ......」

と、微かに雷の音が聞こえてきたそうです。

長岡JCT を出るころには、空は真っ暗.....大粒の雨が激しく降っていたそうです。

「明日の田植えは、大丈夫かな.....」

Kさんは、不安になり先に実家に帰っているはずの知り合いに、電話をしました。

「天気予報では、明日は晴れるそうだから、予定通り田植えは行えますよ...」

と、知り合いに確認が取れたのでKさんは安心しました。

旅館に着いた時も雨は降り続き、稲光を伴って

「ゴロゴロッ」

っと、激しい雷鳴がとどろいていたそうです......

旅館の部屋は、比較的安かったので隣り合った和室2部屋を借りて、Kさんと二人が同じ部屋、残りの二人がもう一つの部屋に寝る事になりました。

旅館で、風呂に入りしばらく部屋でくつろいでいたそうですが、テレビの置かれた床の間に向かって壁を背にしてテレビを見ていると、隣の部屋から何かモノ音が聞こえるような感じがしました。

「隣の二人は、何をしているのだろう.....??」

ちょっと、気になりましたが番組が面白かったのでその時は、特に気にしなかったそうです。

夕食の時間になりKさんが泊るほうの部屋に、みんな集まり夕食を取りました。

田植えの話題で、ひときわ宴会も盛り上がったそうです。

宴会の途中、喚起をしようと窓を開けると、外は既に雨が上がっていました。

Kさんは、不意にテレビを見ていた時の隣の部屋のモノ音を思い出し、隣の部屋に泊まる2人に何の音なのか確かめようと思いました。

「さっき風呂から戻ってから、部屋の中で変な音がしていたけど、あれは何の音........??」

すると2人は口をそろえて

「エッ?....変な音.....??」

と聞き返しました。

Kさんは、

「上手く言えないけど、壁を叩くドンドンという音や壁を爪でがりがりひっかくような音なんだけど.....」

すると彼らは、ちょっと不思議そうな顔をして

「そんなこと言って、おどかそうとしてるでしょ......」

と、言いました。

実は、彼らは風呂から上がって直ぐに旅館の周りの散策に行き、食事の時間に合わせて、直接この部屋に戻って来たそうなんです。

「............」

この時の会話は、これで終わったそうですが、食事が終わるころに記念に写真を撮ることになり、持ってきたデジカメや携帯で写真を取り合いました。

すると、一人が

「この写真おかしくねぇ.....??」

みんながその写真を見ると、そこには全体に光る球体のようなモノが、たくさん映っていました。

Kさんが映した中の数枚ですが、みんなが気味悪がって、各自で撮影した画像を、もう一度 確認してみたそうです。

他の人の写真の中にも数枚同じような光が映っているモノが有ったそうです。

しかも、背景になっているのは全て隣の部屋との境の壁です.........

「これって、なんかおかしいよね.....」

一人が言いだすと、誰かが

「向こうの部屋からも映してみないか....??」

と言ったので、Kさんはみんなを代表して隣の部屋から壁を映してみました。

この時、部屋が薄暗かったので、フラッシュが自動で焚かれたそうです。

みんなのいる部屋に戻って、写した写真を見ると......

やはり、沢山のオーブらしき光が映り込んでいました。

「この壁に何かが有るのかな.....」

みんな気になりつつも

明日は、朝が早いので宴会も早めに切り上げ、各自部屋に帰って寝たそうです。

この夜は、特に何も無かったそうです。

翌朝、同行者の一人がちょっと気になってオーブについて検索したそうで

「細かいほこりの舞っている部屋で、フラッシュを使って撮影すると、オーブのように写ることが有るらしいんだ....」

と、いう言葉に一同安心して、知り合いの田んぼに向かいました。

田植えも晴天に恵まれ、心地よい春風の中貴重な体験をした一同は、宿に戻りました。

翌日は帰るだけなので、宴会となり深夜まで盛り上がったそうです。

翌朝チェックアウトの際に、フロントで壁に映ったオーブの話をすると......

「この旅館は、オーナーチェンジが度々あるので、私どもの営業になってから日が浅いので........」

と、言われたそうです。

一同は、楽しい体験が出来たので、この次は「収穫」も行いたいということになりました。

そして、秋にもう一度、来ることを知り合いの実家と約束をしたそうです。

..............................




◆みんなが隠していた事実とは......

秋になり Kさんたちは、また同じ旅館の同じ部屋に泊まることになりました。

そして、稲刈りを終え旅館のチェックアウトを行う際に、以前話をしたフロントの方に呼び止められたそうです。

「今回は、オーブは写りましたか.....??」

一同は、すっかり忘れていました......

そして、昨日の宴会風景を映した写真を確認しました。

「あっ......写っています......確かに.....」

「でも、これってホコリですよね.......」

すると、フロントの方が

「実は、去年あなた方の他にも同じことを言われるお客様がいたので、念のために壁の中を調べてみました.......」

と、フロントの方は言いました。

壁の中には、爪でひっかいた跡が多数付いており 長い髪の毛が沢山出てきたそうです。

壁から、音がするものの特に被害をこうむった泊り客が居ないので、お祓いをしただけで済ませたそうです........

この話を、聞いて背筋が凍りつくような悪寒が走りました。

そして......

参加者全員が

「だから、この前来た時に荷物の中に長い髪の毛が入っていたんだ......」

「えっ......お前もか......??」

実は、この時まで誰も口にしていませんでしたが前回の田植えの際に家に持ち帰ったそれぞれの荷物の中に、ひとつかみ程の長い髪の毛が入っていたそうです。

旅館の部屋の因縁については、結局わからなかったそうですが......写真に写ったのは、本物のオーブだったようです.....

.........




あなたが、今 住んでいるお部屋は、新築ですか......??




もし、以前住んでいる方がおられたお部屋なら、お部屋の壁を携帯で映してみてください.......

.............




あなたもKさんのように、オーブが写せるかもしれません.....


 


▼怖いお話が好きな方のための「おまけの恐怖映像」....心臓の弱い方は見ないで......


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